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2019年06月18日 [FAQ]

遺言はどのように保管すればよいですか?

入退院を繰り返している父がいつ何が起こってもいいようにと遺言書を自筆で作成しています。我が家は普通のサラリーマン家族でしたので特別な財産などはなく、自宅と亡くなった祖父母が暮らしていた家、銀行預金くらいしか想像できません。普通の家庭でも遺産問題で家族間がもめたりする話を聞き、遺言書を残しておくことが大事だと父がご友人などからアドバイスされたのかと思います。
現在、どこにしまってあるのか誰も知りませんが、誰も発見できなければ意味がないと思います。遺言書は通常どこに保管しておけばよいでしょうか?

回答

ご家族がすぐに分かる場所、遺言執行者や信頼できる人に預けましょう


自筆による遺言の書き方は法律に定められた要件や形式があり、それらに不備があったために、自筆証書遺言が無効になる場合が数多くあるのが現実です。よって、自筆証書遺言書を作成する場合には慎重に行う必要があります。ご存命の場合は未然に対応することが可能ですから、その旨をお話しされるとよいでしょう。
遺言書作成にはルールがあり、全てを自筆しなくてはいけません。遺言の内容、日付、遺言者の署名全てです。押印も必要で、出来れば実印が望ましいです。書き間違いの訂正や追加がある場合、法律で定めた方式に従わなければ無効となります。訂正や追加がある場合には全て一から書き直した方が無難です。また、遺言書の記載内容は具体的に表現することが鉄則です。「不動産を○○に相続させたい」と言う場合、登記簿謄本どおりに不動産の詳細を正確に記載しなくてはいけません。明確でない場合は遺言書による登記変更が出来ないということが生じます。
預貯金であれば、金融機関の支店名、預金の種類や口座番号まで記載が必要です。
また、遺言書による遺産分割をスムーズに進めるために遺言書に遺言執行人を指定しておくのもよいでしょう。遺言執行人とは遺言者が亡くなった後に遺言者の意思通りに遺言が執行されるか見届ける人です。遺言者本人から事前に頼まれた人か、遺言者が指名する人、士業の専門家に頼む方法があります。このように自筆証書遺言書の場合には定められた方式に従い、ご自身で遺言書通りに執行されるよう準備を行い、保管しておかなくてはいけません。一方、公正証書遺言書は公証人が遺言の法的有効性を確認し、公証役場に保管します。法律のプロである公証人が入るため遺言書に一切の不安はなく、紛失や偽造の危険がありません。遺言書に記載されることが適切に実行されるために、ご家族で相談されるとよいでしょう。

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